交通事故相談事例

さて、事故状況や受傷程度などから保険会社の説明に納得が 出来たので、”　さぁ保険証を使おうか！　”　となった場合でも ”　そうは問屋が卸さない　”　ケースもあるのです。 開業医等の医療機関では、事務の方がいまだに『交通事故では 保険証は使えません！』という対応をするのです。 ちなみに何が本当なの？ということですが、当然使用できますと いう回答になりま…

前回ご説明しましたが、保険証を使用しますと診療報酬は１点１０円に なるわけですが、保険証を使用しませんとどうなるのでしょうか？ 一般的には倍の２０円で計算されます。保険証を使用しないケースを 自由診療と言います。自由診療なので２０円ではなく２２円とか２５円とか そんな請求をしてくる病院も無い訳ではありません。 しかしながら、交通事故の自由診療の場合は２０円の相場が比較的 浸透しています。 このこと…

治療費は１点を１０円に換算し、治療項目と点数が記載された 診療報酬明細書（レセプト）で請求されます。 １点１０円の内訳は３円が患者負担、７円が保険者負担となります。 前回説明した３割と７割の話ですね（なお、年齢や収入により患者の 負担額に変動がりますのでここでは一般的な説明とします）。 大きな手術をして１０万点の請求となると治療費は１００万円となるのです。 保険者はこのうちの７割、７０万円を病院か…

今日の東京新聞で『交通事故で治療費取りはぐれ」という 記事がありました。交通事故で保険証を使用した場合に 保険者である国保（他には健保や共済組合などもありますが）が 負担した医療費を加害者や損保に請求していない金額が、年間 数十億円単位で有るという内容です。一般的には保険証を使用した 場合３割負担をすることは誰もがご存知の事ですね。残りの７割の 話が今回の問題点です。 次回以降連載で説明して参りま…