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年代別に差がなくなってきた「心の病」

◆年代別にみる「心の病」・・・日本生産性本部が実施している「『メンタルヘルスの取り組み』に関する企業アンケート調査」の結果から、企業のメンタルヘルスに関する動向を見てみま

しょう。本調査は上場企業が対象となっていますが、中小企業にとっても参考となる内容です。

◆最も多い年齢層は?・・・「心の病」の最も多い年齢層を見ると、①「40代」35.8% ②「30代」が32.6%とそれぞれ3割を上回っています。そして③「10~20代」が27.9%、④「50代以上」が

3.7%となって続きます。

2010年までの調査では、①「30代」が最も多く、次いで②「40代」③「10~20代」④「50代」と続いていましたが、2012年の調査からは、「40代」と「30代」が多く、「10~20代」、「50代」

と続いています。今回の調査結果では「10~20代」の割合がぐっと上がり、「10~40代」まで差がなくなってきたのが特徴です。

◆調査結果から

求められる仕事の量が増え、仕事の質も高くなり、今までに経験したことのないような課題が増え、職場のストレスが増加している事が考えられます。また、別の調査(マンパワーグループ:職

場でのストレス調査)ではストレス原因の第1位として「上司との関係」が挙がっていますので、変化の激しい労働環境に柔軟に対応していくためには、管理職の育成も必要なようです。

 

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