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女性の就業率や管理職割合に関する地域差について①

◆女性の就業率が過去最高に

政府は、平成29年版「男女共同参画白書」を閣議決定しました。

この白書は、男女共同参画基本法に基づき作成している年次報告書で、

今年は女性活躍推進法施行後の現状と課題について特集しています。

同白書によると、平成28年の15~64歳の女性の就業率は66.0%で、

過去最高となりました。これは男女雇用機会均等法が施行された

昭和61年(1986年)の53.1%から約13ポイント上昇したことになります。

◆地域別の就業率は?

都道府県別でみると、平成27年時点の女性の就業率は、福井県(74.8%)が最も高く、

次いで富山県(72.2%)、島根県(71.8%)となっています。北陸地方が高い

理由としては、2世代・3世代で一緒に住んでいる家庭が多いため、子育ての負担が

軽減でき、出産後も仕事に復帰しやすい環境が整っていることなどが挙げられています。

また、就業率が低いのは、奈良県(58.5%)、兵庫県(60.6%)、大阪府(61.4%)

となっています。福井県と奈良県の差が16.3ポイントもあることから、地域によって

ばらつきがあることがわかります。

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