2017年5月
労働者代表の選任①
電通事件を契機?に、労働基準法令の適用違反などのニュースを
目にする機会が増えました。各都道府県労働局のHPを見ましても、
事業所名を実名で法令違反が掲載されています。
題記の件も地味ですが重要な論点で、選出方法に問題があるとして
指導を受けたり、労使協定が無効となった判例なども出ています。
そもそも、時間外労働や休日労働、フレックスタイム等の
変形労働時間制の届出に際して必要な労使協定。
協定当…
実態調査にみる「職場のパワーハラスメント」の現状と予防・解決策
厚生労働省が全国の企業と従業員を対象に、平成28年7月から10月にかけて実施した
調査結果に基づき、職場のパワハラの現状と予防策、解決策等についてまとめてみました。
従業員向けの相談窓口において従業員からの相談で最も多いテーマは「パワハラ」で、
32.4%という結果が出ています。過去3年間に1件以上「パワハラに該当する相談を受けた」
と回答した企業は36.3%。一方で、過去3年間に「パワハラを受け…
自転車ナビマーク(ナビライン)⑤
第五回目は路上駐車車両等がある場合の走行等ですが、
一部の自転車運転者からは路上駐車は進路を妨害して
いるとして反発があるようです。
しかしながら、一時的に停止することはどなたも経験が
あるように、これを根絶することは出来ませんし、
法違反とは言い切れないケースが多々ありますから、
こういった進路をふさぐ車両があることを前提に、
事故に遭わないよう安全運転することが求められるで
しょう。
また、下…
旅館業の労務管理データ②
前回からの続きです。
27年度~28年度にかけては監督指導が行われました。
26の事業所に臨検を実施し、全体の92.3%にあたる
24事業所で労働基準法等違反が発覚しました。
主な違反は、
①時間外・休日の割増賃金違反(法37条違反) 13事業所
②労働条件の明示違反(法15条) 13事業所
③労働時間違反(法32条)
この指導結果から見えてきたものは、
旅館業では、時間外・休日労働の…
旅館業の労務管理データ①
3月に秋田労働局は、『旅館業に対する監督指導の結果について』を
公表しました。
県内の旅館業は、大震災以降の低迷や施設の老朽化、冬場の宿泊客の
減少により季節的繁閑が大きなど、他業種とくらべ一般労働条件の
確保に懸念があった。
そこで26年~28年の3か年にかけて旅館業に対する指導を行い
その結果をまとめたそうです。
まず平成26年に、秋田県旅館ホテル生活衛生同業組合等との連携に
よ…
自転車ナビマーク(ナビライン)④
第四回目は実際の現場や標識を撮影して
みましたのでご覧ください。それにしても
ルールをどうやって周知していくのか全くもって
分かりません。先日フジテレビの1コーナーで
特集されていました。簡単なルール解説は
ありましたが、車と接触しそうな危ないシーンの
撮影に重きを置かれた感じで消化不良でしたね。
…