フジヤ商事法務FP事務所ブログ
年金受給資格期間の緩和!?
皆さんご存知の通り年金を受け取る権利(受給資格期間)は原則、
厚生年金と国民年金の加入期間が25年以上必要です。この25年は
消費税率が10%に引き上げられた場合、受給資格期間が10年に短縮
される予定でした。しかし、ご承知の通り10%への引き上げは先送りされ
ましたから、それにより10年の受給資格期間短縮も先送りとなったわけです。
ところが、先日のニュースで政府は、他の社会保障充実策に先行して、
この10年短縮を検討する見通しとなったようなのです。年金の受給資格
期間が10年になりますと無年金者17万人が救済され、財源として300億円
程で済むとの事。
ちなみに、他の社会保障充実策として低年金者への年6万円の給付や
介護保険料の軽減措置などがあり、それぞれ財源として5,600億円と
6,000億円が必要だそうです。
25年という期間の長短に議論はあるかも知れませんが、若い時に年金のことを
真剣に考えることは無く、ある年齢から急に意識し、焦り始めるといったことも
あるでしょう。そういった時の25年は年齢によってはどうにもならない期間だったり
することもあります。受給資格期間の短縮に関しては、何らかの対応を早目に
して欲しいものです。
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